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■賃金業者に関する統計
金融庁が公開している賃金業者に関する統計を簡単にまとめてみました。
なかなか興味のある統計となっていますので、キャッシング・借り入れを考えている方もぜひ一度ご覧になってください。色々と面白い発見があると思います
■登録業者の推移
平成年度
13
14
15
16
東京都
6778
6983
5816
4222
全国
27551
26281
23708
-
東京都などの主要都道府県での、ヤミ金、悪質賃金業者への対策強化、登録審査の厳格化などを背景に、15,16年度に登録業者数が減少しているのが分かります。
一方では、13年度から14年度が最も闇金融問題が深刻化された年とも言われていて、登録業者の増加に伴いそれぞれの財務局などに寄せられる苦情・相談が最も急増した年でもありました。
平成年度
13
14
苦情件数
12000
22000
■実際に行われた対策とは?
◆担当部局の強化
ヤミ金問題が最も深刻化した年「平成14年」に、金融庁とそれぞれの都道府県が一声に対策強化へと踏み切りましたが、実際に行われた対策とは何なのか?
13年度までは14名体制から成る担当部局が設置されていて、登録業務・検査指導の両方を担当していましたが、14年度には人数を倍の24人へと増やし、それぞれの分野に専門的な強化を図るために、登録業務部門・検査指導部門の2系体制を組み、さらに警視庁との連携強化にも励みました。
16年度にはさらに人数を増やし、36人体制となり新たに賃金業対策課が設けられました。
◆行政処分の徹底
14年度には大規模、中規模に関わらず全国で始めて、業務停止処分をはじめ、登録取り消し処分を発動しました。多くの金融業者が14年、15年、16年の間に登録取り消し処分を受け、結果的に運営体制を根から見直す好材料となったわけです。
17年度の処分件数は16年を境に半分に減少しています。
平成年度
13
14
15
16
処分件数
11
170
246
617
登録の際の審査も厳しくなり、新規・更新登録手数料も改正されました。
■あまり知られていない統計
【17年度の登録取消し業者の中でも、特に重い処分を受けた82人からの統計】
・違反業者の代表の半数が20代です。
年齢
20代
30代
40代
処分人数
40人
29人
13人
・代表者の前職は高卒か、高校中退が多い。
・開業資金はなんと300〜500万円程度。知人等からの借り入れが多い。他人からお金を借りての金貸し業とは驚きです。
・従業員の人数は、20代の若者を中心に3人ほど。
・不法行為に至る経緯・理由はやはりプロではない素人が始める賃金業なので、取立て、金銀業に関する知識や法律にも乏しいため、貸したお金が返済されない「焦げ付き」などの対処に困り、最終的に強引に取り立てたり、手っ取り早く詐欺行為を行う。
・開業の動機はやはり「お金儲け」
■以上の統計から分かること
違法な取立て、詐欺を行っているのは、こわもての方達だけではなく、「金儲けがしたい」といった20代の若者が安易に賃金業に手を出すことが発端になっているケースもかなり多いことが分かります。
安易な参入・登録 ⇒ 悪質化・被害の拡大 ⇒ 登録取消し処分
この流れを止めるには、安易な参入を防ぐための更なる強化が必要だと思います。年々悪質な違法行為は縮小状況にあっても、又違った形での法律の隙間を掻い潜る違法行為が生まれるのです。
個人に出来ること、それはやはり個人一人ひとりがどんな局面にも危険が潜んでいると疑いの目を持つ、また知識を付けることがトラブル防止につながるので派にかと思います。